交通事故の用語集(ま行)
(む)・むち打ち症
・無保険車傷害保険
(む)
・むち打ち症
むち打ち症とは、頸部(=くび)に急激に外力が加わることによる鞭打ち運動を原因として
頸部筋、項部(=くびの後ろ、うなじ)筋の筋繊維の生理的可動域を超える過伸展、過屈曲
が生じたことによって現れる種々の症状(症候群)を総称したものを言います。
呼び方としては、「むち打ち損傷」「頸部捻挫」「頚椎捻挫」「外傷性頸椎症」「外傷性
頸部(椎)症候群」などと言われています(最近は、頸部捻挫あるいは頚椎捻挫という
呼び方が一般的のようです)。
・無保険車傷害保険
自動車事故の被害にあった場合で、その相手方加害者が対人賠償責任保険に加入してい
なかった場合、相手方加害者の支払能力がないために十分な損害の填補を受けられない
ことが少なくありません。
そこで、そのような「無保険車」との事故によって十分な補償を受けられない場合
に、その不足部分を補償する保険です。
なお、ここでいう「無保険車」とは、自賠責保険の加入していないという意味ではな
く、任意保険の対人賠償責任保険に加入していない、または加入しているものの免責に
よって保険金支払いがなされない場合は金額が低い場合を意味しています。
したがって、相手方加害者が自賠責保険に加入していたとしても、この無保険車傷害保
険は適用される場合があります。
無保険車傷害保険は死亡や後遺障害を伴う傷害を負った場合にのみ支払われる保険で
あり、後遺障害を伴わない傷害については補償されないことに注意が必要です。